釣りを始めたばかりの頃は、道具の使い方も、釣り場での立ち回りも分からないことだらけ。
最初のうちは誰でも「失敗」を経験します。
でも、その失敗こそが上達のチャンス。
今回は、釣り初心者がついやってしまいがちな失敗10選を紹介します。
あわせて「どうすれば防げるのか」も解説するので、次の釣行から活かしてください！
① タックル選びを間違える
釣具店で「これが人気ですよ」と勧められて買ったものの、実際の釣り場では全然合わない…。
そんな失敗、初心者あるあるです。
特に多いのが以下のパターン：
- 磯用ロッドで堤防サビキをする
- 小型スピニングリールで大物狙い
- PEラインが細すぎて切れる
対策：
最初は「目的の魚と釣り方を決めてから道具を選ぶ」のが鉄則。
迷ったら、釣具店で「〇〇を釣りたい」と伝えるだけでOKです。
② エサやルアーを動かしすぎる
「魚を誘おう！」と思って竿を動かしすぎるのも初心者の失敗。
実は、魚は静かな動きにこそ反応することが多いのです。
特にアジやメバルなどの小型魚は、
激しく動くルアーを不自然に感じて逃げてしまいます。
私も初めはそうでしたが「食わせの間」はとても大事です。
対策：
「止める勇気」を持つこと。
1秒～2秒止めてから、ゆっくりアクションをつけると食いが良くなります。
③ 糸ふけを放置してアタリを逃す
キャスト後、糸がたるんだままだとアタリが伝わりません。
気づいた時には魚が離れてしまうことも。
対策：
仕掛けが着水したら、軽くテンションを張って糸ふけを取りましょう。
特に夜釣りや風がある日は意識するだけで釣果が変わります。
④ 釣り場に着いてすぐ投げる
「早く釣りたい！」気持ちはわかりますが、
周囲の状況を見ずに仕掛けを投げるのはNG。
潮の流れ、風向き、他の釣り人の位置を確認しないと、
お祭り（仕掛け絡み）やトラブルの原因になります。
対策：
5分でいいので周囲を観察する習慣をつけましょう。
「潮目（流れの筋）」や「常夜灯下の明暗」なども見つけやすくなります。
⑤ ラインの結びが甘い
初心者の失敗No.1といっても過言ではありません。
しっかり結んだつもりでも、魚がかかった瞬間にスッポ抜ける…。
対策：
- 「ユニノット」や「クリンチノット」を完璧に覚える
- 結ぶ前に少し唾で湿らせて摩擦を減らす
- 毎回、引っ張って強度チェック
釣り上級者ほど、結びに時間をかけます。
⑥ 天候・潮を調べずに出かける
「晴れてるから行こう！」だけでは危険。
潮の動きや風向きによって、魚の活性は大きく変わります。
対策：
- 「潮見表」「風速アプリ」「釣り天気」などで事前チェック
- 特に満潮前後2時間はチャンスタイム
- 風速5m以上なら無理せず中止
釣果と安全、どちらも天気次第です。
⑦ 釣った魚の扱いが雑
せっかく釣れた魚を、バケツに放りっぱなし…。
それでは新鮮さも味も台無しです。
対策：
- 釣ったらすぐに「血抜き・氷締め」
- クーラーボックスには氷＋海水で「氷海水」を作る
- 釣った数を数えて、必要以上にキープしない
釣りは「食べるまで」が楽しみの一部です。
⑧ 釣り場のマナーを知らない
意外と多いのが、マナー違反によるトラブル。
特に人気の堤防や港では、トラブル防止が大切です。
よくあるマナー違反
- ゴミを放置
- 他人の前に割り込んでキャスト
- 常夜灯を懐中電灯で照らす
対策：
「釣り場を借りている」という意識を持ちましょう。
ゴミは必ず持ち帰り、静かに楽しむのが基本です。
⑨ 仕掛けや道具の手入れを怠る
帰宅後、竿やリールをそのまま放置…。
次に使おうとしたらサビだらけという悲しいパターン。
メンテナンスはとても重要です！
対策：
- 釣行後は真水で軽く洗い流す
- リールはドラグを緩めて保管
- ラインは3〜4回の釣行で巻き替え
手入れをするだけで、道具の寿命が数倍伸びます。
⑩ 釣れないとすぐに場所を移動する
「ここはダメだ」と数投で移動してしまう初心者も多いですが、
魚が回遊してくるまでには時間がかかることもあります。
対策：
- 潮の変わり目や時間帯を意識して30分〜1時間は粘る
- 仕掛けを変える・棚を変えるなど工夫してから移動
釣りは「待つこと」もテクニックのひとつです。
まとめ｜失敗を減らすコツは「準備と観察」
初心者のうちは、失敗して当たり前。
でも、その一つ一つを意識して改善することで、
釣果も経験もどんどん積み上がっていきます。
失敗しないための3つの心得：
- 出発前の準備を怠らない
- 周囲を観察して状況を読む
- 釣れなくても焦らず、工夫してみる
失敗を恐れず、楽しみながらステップアップしていきましょう。
次の一投が、きっと最高の一匹につながります！
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