釣りは自然の中でゆったりとした時間を過ごせる最高の趣味です。ですが、人気の釣り場が増える一方で、マナーの悪さが原因でトラブルが起きたり、立ち入り禁止になってしまう場所も少なくありません。
今回は、釣り人として絶対に守りたい釣り場でのマナーについて、初心者の方にもわかりやすく紹介します。

1. ゴミは必ず持ち帰る
釣り場のマナーの基本中の基本が**「ゴミを残さない」**ことです。私的にはこれが一番大事な気がします。
仕掛けのパッケージ、糸くず、弁当の容器、空き缶など、思っている以上に釣り場にはゴミが落ちています。
特に釣り糸やルアーのパーツは、野生動物や海の生き物にとって危険です。僕は野良猫が釣り糸に絡まり苦しんでいる所を数回見つけたことがありとても悲しい気持ちになりました。
釣りを楽しむ私たち自身が、環境を守る意識を持ちたいですね。
ポイント:
- ゴミ袋を常に携帯する
- 釣り糸は短く切ってまとめる
- 他人の落とし物でも見つけたら拾う
たとえ自分のゴミでなくても、少しでも釣り場がきれいになるよう意識することが、立派な釣り人の証です。
2. 騒音に注意!静かな環境を守ろう
釣りは静けさを楽しむ趣味でもあります。
仲間との会話や音楽を楽しみたい気持ちは分かりますが、周囲の人が集中して釣りをしていることを忘れてはいけません。
特に早朝や夜釣りでは、近隣の住民への配慮も大切です。
車のドアの開け閉め、エンジン音、音楽のボリュームなども注意しましょう。
心がけたいこと:
- 車のアイドリングは控える
- 夜間の会話は小声で
- 音楽を聴く場合はイヤホンを使う
静かな釣り場は、魚にも優しく、人にも心地よい場所になります。
3. 釣り座の確保は譲り合いの気持ちで
人気の釣り場では、釣り座(釣る位置)をめぐってトラブルになることもあります。
私は学生の頃先に来ていた人に気づかなく声をかけずに少し離れた場所で大丈夫だろうと釣りを始めるとすごく怒られたことがありその後の釣りが楽しめなっかった記憶があります。
しかし、釣り場は誰かの「専用スペース」ではありません。先に来ている人がいても、お互いが気持ちよく釣りを楽しめる距離感や隣でやってもいいですか?などの声掛けを意識しましょう。
目安としては、隣との間隔は3〜5メートル以上あけるのが理想です。
キャストが重ならないよう、風向きや潮の流れも確認して位置を決めると安心です。
また、途中で釣り場を離れる際は、荷物で場所取りをしないようにしましょう。
他の釣り人にとって迷惑になるだけでなく、マナー違反と見なされることがあります。
4. 立ち入り禁止エリアには絶対に入らない
釣り場によっては、安全や環境保護のために立ち入り禁止エリアが設けられています。
「少しだけなら」「誰も見てないから」といった軽い気持ちで侵入するのは絶対にNGです。
立入禁止を無視した行為は、釣り人全体のイメージを悪くする原因になります。
また、万が一事故が起きた場合、他の釣り人にも影響が及ぶ可能性があります。
釣りを楽しむためにも、ルールを守り、安全な場所で釣りをしましょう。
5. 釣った魚への配慮もマナーの一つ
釣りの楽しみの一つは魚との出会い。
しかし、釣り上げた後の扱い方にもマナーがあります。
リリースする場合:
- 素手で長く触らず、なるべく水中で外す
- 傷つけないように、濡れた手やタオルを使う
- 弱っている魚は無理に放流せず、やさしく水中で休ませてから
持ち帰る場合:
- 必要以上に取りすぎない
- クーラーでしっかり保存して新鮮なうちに食べる
魚への敬意を持つことが、釣り人としての礼儀です。
6. 他の利用者や地元の人への配慮も忘れずに
釣り場には、釣り人以外にも散歩をする人や写真を撮る人、地元の漁業関係者などがいます。
彼らにとっても大切な場所であることを忘れずに行動しましょう。
特に駐車マナーはトラブルになりやすいポイント。
私有地や漁業関係者専用のスペースに無断で車を停めることは絶対に避けましょう。
チェックリスト:
- 指定の駐車場を利用する
- 路上駐車・迷惑駐車をしない
- 挨拶や声かけを大切に
ちょっとした「おはようございます」や「お先に失礼します」という一言が、釣り場の雰囲気をぐっと良くします。
まとめ:マナーを守ることが釣り場を守ること
釣りは自然との関わりの中で成り立つ趣味です。
自分だけでなく、他の釣り人や地域の人、そして魚や環境にまで思いやりを持てる人が「本当の釣り人」だと思います。
- ゴミは持ち帰る
- 騒音を出さない
- 譲り合いの気持ちを持つ
- ルールを守る
- 魚を大切に扱う
これらを意識するだけで、釣り場の雰囲気は大きく変わります。
みんなが気持ちよく楽しめる釣り場を守るために、今日からマナーを意識していきましょう。
釣りは「楽しむ」だけでなく「守る」ことも大切です。
あなたの行動が、未来の釣り場を守る第一歩になります。では、これからも楽しい釣りライフを!


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